「モテない男」が活躍するのは文学の伝統か?

投稿日 | 7月 24, 2010 | コメントは受け付けていません。

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はてな匿名ダイアリーで、漫画やアニメなどの創作物の中に登場する「モテない男」像が、現実の「モテない男」の実態とかけはなれている、という指摘がされ、話題になっている。

だが文学なども含めた古典的な作品の中にも、「モテない男」が主人公となる物語が実は数多く存在する。そういった表ではあまり語られない「もてない男」の視点から文学をみているのが、ライトノベル作家の本田透さんと、文藝評論家の小谷野敦さんだ。

◆  クリエーターも多くは「喪男」だった 非モテからみる異色文学史

本田透さんは「二次元こそ至高!三次元はクズ!」という主張を掲げた『電波男』で一世を風靡した評論家でもある。その姉妹編『世界の電波男』は「喪男」(モテない男)という視点から古今東西の文学を読み解く、異色の文学史となっている。

本田さんによれば、ゲーテもダンテもドストエフスキーも手塚治虫も、自分がもてないというコンプレックスを、素晴らしい二次元作品を作る、という創作行為で解消していたというのだ。本田さんはそこから「二次元への想像力」の重要さを主張し、自らの「二次元至上主義」の一助としている。

◆ 恋愛至上主義という洗脳 モテない男の「恋愛論」論争

小谷野敦さんは、アメリカ文学を読み解いた『聖母のいない国』でサントリー文藝賞を受賞したり、谷崎潤一郎の評伝で高い評価を得るなど、一流の文藝評論家だ。同時に新書『もてない男』や続編の『帰ってきたもてない男』で、小説や漫画で描かれる恋愛を「モテない男」の視点から評したり、宮台真司さんや上野千鶴子さんといった「モテる人」が語る恋愛論を激しく批判している。

評論家としての活動の中で、小谷野さんは現代は「人間は恋愛をしなければならない」という洗脳が社会を支配している、と指摘しており、本田さんの「恋愛資本主義」論に近い部分もあるが、小谷野さんはいわゆる「非モテ論壇」からは距離をおいている。

日本の「もてる・もてない」「モテ・非モテ」論争を引っ張って来た感のある二人の評論家だが、実は真面目に硬派な文学や哲学を分析している著作もあるので、興味がわいた読者はそちらも読んでみてはいかがだろうか。

(小山内)

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(参考リンク)
「もてない男」の創作物における姿と現実の姿

小山内 聡(おさない そう)
漫画とアニメとゲームが好きで軍事オタクの文系大学生。趣味はノンフィクションを読むこと。はてなダイアリー『日の丸海賊団』で書評を書いています。
http://d.hatena.ne.jp/kurohige-ossadot/

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