「あなたなしでは生きていけない」という、恋愛感情の「重さ」

投稿日 | 8月 29, 2010 | 8 Comments

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人を好きになる気持ちの「重さ」は、千差万別でありましょう。誰かが誰かを好きでいるだけなら、その「重さ」がどの程度もものでも、自分だけで解消すればいいのです。

たとえば、片思いの状態というだけで、胸が張り裂けそうなドキドキ感があり、眠れない日々が続くといった時もあります。その一方で、気になる程度の場合は、他の人を気にするよりは少しだけその人のことが頭に浮かび、ちょっとだけ考える時間が増えた、という時もあるでしょう。

こうした「重さ」の違いは、一つは、恋愛の沸点によるものが多いかもしれません俗に「熱しやすく冷めやすい」という言葉があります。この場合、急激に恋愛が沸点に到達したります。しかし、冷めやすいということは、一時的な恋愛感情の高まりがあっても、それが持続する時間は短いことが考えられます。感情を引きずる可能性は高くありません。この場合、その気持ちの「重さ」はそれなりにあったとしても、第三者からは「重い」との認識はないのではないでしょうか。

それに対して、「熱しにくく冷めにくい」という言葉がありますが、この場合は、恋愛感情はなかなか沸点に達せず、胸の高まりもなかなかやってきません。しかし、いったん沸点に達すれば、「冷めにくい」わけで、恋愛感情を持続することになります。この場合、付き合っていなくても、相手を見守るといった状態も続くわけです。しかし、極端なケースを想定すれば、相手が誰と付き合っていても、結婚しても思いが続くわけです。付き合ったとして別れても、思いが続くこともあります。第三者からすれば、「重い」と言われたりします。

恋愛の「重さ」は、人間関係の距離の取り方にも現れます。恋愛は、誰にとっても、ある程度、「依存」の心はあるものです。誰かに頼らないと自分が保てない。その極端な形の一つが恋愛だと考えてみると、その人間関係の距離の取り方にも、異性関係であれ、同性関係であれ、すごく距離が近かったりします。時には「うざい」と思われるほどです。

恋愛の「重さ」は、千差万別と書きましたが、実は、一人の人間の成長の中で変化することもあります。恋愛経験やその人の現在の年齢、結婚観などによっても変化することがあります。たとえば、一〇代のころは遊びの恋愛が続いていたが、三〇代になって結婚を真剣に考えるようになり、「重い」恋愛をしたくなる、といったこともあるのです。

恋愛感情が「重い」時、恋愛対象への気持ちを持つことが「依存」と何が違うのか、と思うほど強い感情を抱く。「その人なしには人生は考えられない」「これだけのことをしたのだから、相手にも何かをしてほしい」と考えることもあるのです。それは、とても苦しい状態です。付き合うまでの期間、心が壊れそうになることがあります。付き合ったとしても、ますます相手の言動が気になり、不安が高まったりもします。

「重い」恋愛をしていると、よい面としては、人としてきちんと相手のことを考え、お互いの人生に向き合うことができます。自分の心を「裸」にして、相手とぶつかり合う経験はそうあるものでありません。濃密な関係を求めている人にとっては、これほど有意義な時間がないでしょう。

反面、依存度が高い分、常に相手のことが気になってしまいます。相手を失った場合の反動も大きい。失恋であれば、相手を恨むこともあります。ストーカーにならなければ、それだけで御の字ということだってあります。また、死別の場合、「あなたなしでは生きていない」と、後追い自殺を考えてしまうほど苦しむこともあります。重い喪失を体験することが、精神的に病んでしまうリスクも高いのです。だからこそ、なかなか恋愛ができない理由にもなったりします。

そういう話を友人から聞くこともありませんか。そんな時、「そんな重い恋愛をしていたの?」とびっくりすることもあります。聞いているときは他人事だったりします。しかし、先ほども述べたように、恋愛経験や現在の年齢といったタイミング次第では、自分事になる可能性もあるのです。

(文:渋井 イラスト:あずみ)

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渋井哲也 しぶい・てつや

1969年 栃木県生まれ。フリーライター。
長野日報社退職後、フリーランスに。主な取材テーマは、インターネット・コミュニケーション(サービスそのものよりは、サービスによってどんなコミュニケーションが生まれるかに興味)ほか、若者の生きづらさ、自殺、自傷、恋愛、ネット犯罪、メディアなど。近著に「解決!学校クレーム そしてモンスターは消滅する」(河出書房新社)、「実録・闇サイト事件簿」(幻冬舎)ほか、「学校裏サイト 進化するネットいじめ」(晋遊舎)、「絶対弱者 孤立する若者たち」「若者たちはなぜ自殺するのか」(いずれも長崎出版)、「明日、自殺しませんか?」(幻冬舎)、「ウェブ恋愛」(筑摩書房)など。

サイト http://homepage3.nifty.com/sbtetuya/
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