鴻上尚史さん「万が一、告白された場合どうすればいいのか」【連載第4回】―映画『恋愛戯曲~私と恋におちてください。~』の監督・脚本・原作の鴻上さんに、あえて映画ではなく、「恋愛」について聞いてみた。

投稿日 | 9月 27, 2010 | 3 Comments

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2010年9月25日日本公開の映画『恋愛戯曲~私と恋におちてください。~』。原作は舞台脚本ですが、映画化するにあたり、現在の恋愛事情をふんだんに盛り込んだ新しい脚本で書き下ろしたそうです。

そんな鴻上さんに、非モテタイムズは、あえて映画の話はしないで、思い切って「恋愛」について聞いてみました。映画関係者の皆さんごめんなさい。そして感謝いたします。わずか20分間のインタビューでしたが、鴻上さんが丁寧にお話しして下さったので、ほぼノーカットで5回に分けて記事にしています。今回は第4回目です。

前回は、モテなくて、モテる人達にコンプレックスを抱くのはなんかだ変だ。僕たちは「草野球」みたいに「草恋愛」をしてるんじゃないか、という恋愛の捉え方のヒントのお話でした。「モテない」と言う言葉より「草恋愛をしてる」の方が、なんだか気持ちを軽くしてくれる気がします。

さて今回は、万が一、告白された時どう振る舞えばいいのかについて鴻上さんに聞いてみました。そしてそれは映画のテーマ『強制恋愛』にも通じる気がするのです。

◆万が一、告白された場合どうすればいいのか

― これ、映画に関するとても大事な質問なんですけども「強制恋愛」、「私と恋愛しなさい」という言葉がありましたが、ちょっとそのテーマは非モテにとって、非日常なんです。

鴻上さん「あ、そうなの?」

―はい、だって観覧車に女の子と乗ることなんてないので(笑)。なので、だから告白されることに置き換えてみたんです。まあこれも非日常なんですが(笑)。モテたくてもモテない。そんな時に誰かから告白される。断る理由がないし妙に相手の押しが強い。コレってちょっとした『強制恋愛』のようです。また、恋愛の達人って告白の仕方は教えてくれるけど、告白されたときにどうすればいいのかは、あまり教えてくれない気もしまして。だから「万が一告白された時どうすればいいのか」を教えてください!ちなみに、鴻上さんは告白されたことはございますか?

鴻上さん「そりゃあ、あるよ。」

―そのとき、どういうふうに感じて、どういうふうにふるまうものですか。

鴻上さん「それはだからその瞬間に自分がどのくらい飢餓状態に陥っているかによるじゃない。どれくらい腹減ってるかに。」

― 飢餓状態(笑)

鴻上さん「な、ものすごい腹減っていたら、賞味期限過ぎてても、食べるじゃないか。」

― はい、食べますね(一同爆笑)

鴻上さん「だけど、結構満腹だったら、これ賞味期限ぎりぎりだから、悪いけどごめんね、というふうになるじゃない。それはだからその本人の自分自身の観察力だよ。自分の飢餓状態次第だよ。」

― でも、ひょっとして、おいしそうなものに毒が入ってるかもしれないじゃないですか。

鴻上さん「そんなもの見抜けるかい!そんなのは飛びつくしかないじゃない!おいしいと思ったら。」

◆おそれから駆け抜けるためには、やはり「チョイス」が必要

― 僕の原体験なんですけども、中学1年のときに、奇跡的に、バスケ部の一番背が高いエース級の女子に告白されたのですが、僕はクラスで一番チビでですね。すごく怖くて、走って逃げたことが原体験であるんです。まず大きくて怖かった(笑)。もしオッケーしたとしても、どうせすぐにふられるかもしれない。身長も不釣り合いだし上手くいくはずがないという『批評』ですよね。モテない人は、その恐れを持っていると思うんです。裏切られるから、裏切らないネット上のゲームとか恋愛に走る、という構造がわかりやすくあると思うんですけども、そういう人たちにアドバイスすることって何かございますか?

鴻上さん「それはだからもちろん、恋愛は終わるわけだから。もちろん向こうが誤解でさ、告白したのに、そんな人とは思いませんでした、と言われる可能性もあるわけじゃない。それは間違いなくあるんだけど、じゃ、君はやっぱりどっちをやっぱ『チョイス』の問題でとるのかっていうさ。」

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またここで、「実践」と「批評」のチョイスの話になってきました。

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鴻上さん「告白を受け入れました、じゃ、デートしますって言ったらさ、駅前で待ってる、初めてのドキドキとかバクバク感とさ、それからたぶん遊園地行ったときに今まで退屈な遊園地だと思っていたのが、こんなにすごいのかっていう経験になるわけだ。そのあとで、別れちゃったらものすごい悲しみがあるけど。ものすごい喜びがあるというのを君はチョイスするのか、ものすごい悲しみがついてくるから、もう何にも選ばないで逃げ続けようと選ぶのかというさ、チョイスだけなんだよ。どっちなんだよ。」

― チョイスなんですね。やっぱりここもチョイスなんですね。

鴻上さん「そう。激しい喜びをくれるものは激しい悲しみもくれるんだよ。で、そこそこの平凡な喜びしかくれないものは、そこそこの平凡な悲しみしかくれないんだよ。ゲームがくれる喜びとそのゲームがくれる悲しみというのは、その喜びと悲しみのように相対するものなんだよ。喜びは沢山くれるけど悲しみはちょっとしかくれないなんてことはありえないんだよ。だから、実際生身の人間はすっごい悲しみもくれるけど、すっごい喜びもくれる。そっちの人生を選ぶか、そこそこの喜びと悲しみをくれるかという『チョイス』なんだよ。」

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次回は最終回。『失恋して、のたうちまわった後、立ちあがるためにすべきこと』です。

鴻上さんの監督した映画情報


『恋愛戯曲~私と恋におちてください。~』

人気劇作家・鴻上尚史の大ヒット舞台「恋愛戯曲」を、鴻上自らメガホンを取って映画化したラブコメディー。台本が1行も書けなくなってしまった女性脚本家(深田恭子)が、「何でもするから書いてくれ」と懇願するテレビ局のプロデューサー(椎名桔平)に、「わたしと恋に落ちて!」と迫ることから始まる騒動を描く。4年半ぶりの映画主演作となる深田恭子、『アウトレイジ』の椎名桔平。塚本高史、中村雅俊、清水美沙ら多彩な面々が脇を固める。

・映画『恋愛戯曲~私と恋におちてください。~』公式サイト http://koiochi-movie.jp/

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    9月 27th, 2010 @ 11:52 AM

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