不況でゴミ減少 それでも処理に毎年1兆8,000億円

投稿日 | 4月 19, 2010 | コメントは受け付けていません。

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 このエントリをlivedoorクリップに登録
 

16日、環境省は2008年度のごみ排出量についてまとめた結果を公表した。家庭ごみなど一般廃棄物の総排出量は19年ぶりに5000万トンを下回っている。家庭や会社でごみを減らす取り組みが進んだことだけでなく、景気悪化による消費低迷や節約志向も影響しているとみられる。しかし、ごみを資源として再利用するリサイクル率は前年度から横ばいで、単純に「ごみが減った」などと喜んではいられない実態があった。

減っているようで減らない処分費用

調査によると、全国のごみ総排出量は前年度から5.3%減の4,811万トン(東京ドーム約129杯分)、一人一日あたりの排出量は同5.1%減の 1,033グラムで、2000年度からほぼ一貫して減少している。

だがそれでも2008年度のごみ処理事業経費は1兆8,169億円にのぼる。これは国民1人当たりに換算すると14,200円だ。2001年の2兆6,029億円からは減少傾向にあるが、これは2000年1月に施工されたダイオキシン類対策特別措置法の規制強化に対応するための中間処理施設などの整備予算によるもの。ごみ処理費用や、処理施設の維持管理費用はむしろ増加傾向にあるという。

ごみと共存する方策を考える段階?

そもそも今回のごみ減少は、ごみ最終処分場が満杯になるまでの時間稼ぎが少しできたという程度のレベルにすぎない。リサイクルに適さないプラスチックを、「燃えないごみ」ではなく「燃えるごみ」として回収し、それを焼却処理する過程で生じる熱エネルギーを利用する「サーマルリサイクル」のような新しいごみ処理方法も始まっているが、ごみ問題の根本的な解決にはほど遠い。

部屋が無駄なものであふれてしまっている人は多いようで、最近、「いらないものをスッパリ捨ててストレスを取り除き、毎日を快適に過ごす生き方」という断捨離なるキーワードが話題になっている。しかし、もし日本人全員がそれを始めたらいったいどうなるだろうか。自分の部屋はきれいでも、ごみ処理施設が飽和状態になり、さまざまな利害がぶつかり合った結果、行き場を失ったごみで街が埋まってしまう――などという状況はナポリが経験済みだ。そうなれば、衛生面の問題だけでなく治安の悪化さえありうる。

大量生産・大量消費が当たり前の生活に慣れすぎた現代社会は、抱え込んだごみから逃れられないだけでなく、さらにごみから復讐される宿命すら負っているのかもしれない。


あなたにオススメの記事!


はてなブックマーク Yahoo!ブックマークに登録 このエントリをlivedoorクリップに登録

ブログパーツ
Powerd by AZlink

コメント

Comments are closed.

  • Twitterで友達に教える

  • カワイイ携帯サイトを登録


    当サイトがお気に召しましたら、携帯サイトで通勤通学のお供にどうぞ!

    デザインも可愛いよ!

  • 非モテタイムズについて

    非モテタイムズは、ワンランク上の非モテを目指す、非モテ目線のニュースサイトです。

    ■運営:非モテSNSモテない人コミュニティ 非モテ+(非モテプラス)

  • 最新ニュース

  • オススメ商品

    Powerd by AZlink
  • 月別アーカイブ

  • 記事に関するタグ

    2ちゃんねる twitter はてな匿名ダイアリー アニメ イケメン インターネット エッチ オタク カップル キャラクター ゲーム コミュニケーション セックス ツイッター デート ニュース ネット ネット上 ファッション メイド喫茶 モテる リア充 仕事 可愛い 告白 女の子 女性 好き 彼女 彼氏 恋人 恋愛 映画 漫画 男子 男性 画像 異性 童貞 結婚 話題 趣味 非モテ 非モテタイムズ 魅力