日本が「インターネットの敵」になる日――

投稿日 | 5月 4, 2010 | 1 Comment

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アメリカ訪問中の原口総務大臣は会見で、2日夜(日本時間3日午前)インターネットの児童ポルノ対策として、接続業者などに対し、サイトへの接続を強制的に遮断する「ブロッキング」の実施など、自主規制を求める方針を明らかにした。今年度中に必要な法整備を行いたいとしている。

子供が有害な情報に触れるのを防ぐため、保護者などが情報に接しないように制限をかける「フィルタリング」とは違い、「ブロッキング」は、 情報をインターネット上から完全に排除する技術。対象となったサイトが有害かどうかを利用者側が検証することはできない。

かつて大手接続業者がファイル交換ソフトWinnyを強制的に遮断する方針を明らかにした際、総務省は「通信の自由の侵害に該当し違法」と指摘したことがあるが、ネット上に氾濫する児童ポルノに対し、ついにしびれを切らせた格好だ。

誰も反対しない内容から……

もちろん、児童ポルノ情報のブロッキングという今回の方針は、実際に被害を受ける児童が存在する現状への強い憂慮の表れには違いない。一方で、児童ポルノに関してはその定義も定まらず、東京都の「非実在青少年」が紛糾したばかり。また、情報へのアクセス制限は、憲法21条が保障する「通信の自由」にも踏み込む内容だ。原口大臣も通信の秘密については「絶対に侵してはならないものでございまして、そことの法益の考慮ということで、検討を今しているところでございます」と述べている。

ネット上からは今回の総務省の方針によって、接続業者の萎縮を招いたり、あるいは恣意的な運用をされたりするなどで、児童ポルノ以外のブロッキングにも結びつくのではないかと懸念する声が上がっている。

くしくも原口大臣の会見が行われたのは憲法記念日の3日。国境なき記者団は、ネット検閲反対のキャンペーンで、インターネットの検閲や接続遮断をしているという「インターネットの敵 (Enemies of the Internet)」発表している。まさか日本が、とは誰しも思うだろうが、誰もが反対しない分野から始まった接続規制が、あれもこれもと対象を広げていくうち、気づいたらがんじがらめになっていた――ということになる可能性を考える必要はありそうだ。

(参考URL)
国境なき記者団、「インターネットの敵」を発表–中国、イランなど:マーケティング – CNET Japanhttp://japan.cnet.com/marketing/story/0,3800080523,20410461,00.htm
都 「非実在青少年」規制回答集から見えてくるもの | 非モテタイムズhttp://himo2.jp/278100

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コメント

One Response to “日本が「インターネットの敵」になる日――”

  1. 総務省「ネット履歴丸見え推進」にネットユーザー騒然 | 非モテタイムズ
    5月 31st, 2010 @ 3:03 AM

    [...] 日本が「インターネットの敵」になる日―― [...]

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