企業と国家が冷戦中? ネットの自由は幻か

投稿日 | 3月 24, 2010 | 1 Comment

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インターネット検索最大手の米Google社が、中国政府のネット自主検閲問題に関連して、中国での検索業務から撤退した。

現在、Google中国版であるhttp://www.google.cn/ へのアクセスは、検閲のない香港版 http://www.google.com.hk/ にリダイレクト(転送)されるようになっている。研究開発部門や、営業拠点は中国本土に残すという。

Googleは2006年に中国市場に参入したが、中国の法律に従い、政府に批判的な情報へのアクセスを規制する自主検閲を行うとしたことで批判されていた。しかし2009年12月以降、中国国内からサイバー攻撃を受け、人権活動家が利用している同社のメールサービスが狙われたことなどを重視。今月に入って、言論の自由の観点から検閲を取りやめることを決定した。

サーバーを中国本土から法制度の異なる香港に移すことで、法律上検閲をしないで済むようになるという。中国政府はGoogleを非難する声明を発表したが、米中関係に発展させたくないとの思惑もあるようで、今回の件はあくまでも一企業の決定であるとしている。

「成長著しい中国市場を放棄した」Googleに対し、株価に影響するとみるアナリストもいるなど、Googleにとって「中国撤退」は決して簡単な選択ではなかっ た。現時点で撤退は検索サービスのみとしているが、中国政府との対立は決定的になり、今後の情勢は不透明だ。

なお、中国本土からの香港版Googleへのアクセスの遮断は国際社会から批判を浴びる可能性が高いためか、現在のところ行われていないもよう。ただ、利用に不安定な環境が続いているとの情報もあり、利用者を不便な環境に置くことでGoogle離れを起こさせようとしているのではないかという見方もある。

中国は先日、「国境なき記者団」から、インターネットの表現の自由に関して、国家がユーザーの利用を厳しく制限しているとして、「インターネットの敵」と批判されたばかり。

比較的自由な言論を保障されている日本でも、東京都の青少年健全育成条例改正案が表現の自由を侵害することになるのではないかとネットを巻きこんだ騒動になった。国境を容易に飛び越える可能性を持ち、多様な価値観の存在を後押しするインターネットだが、「情報鎖国」とも言える今回の“Google vs. 中国”騒動は、「現実」次第でネットの自由も幻になることを教えているようだ。

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One Response to “企業と国家が冷戦中? ネットの自由は幻か”

  1. Tweets that mention 企業と国家が冷戦中? ネットの自由は幻か | 非モテタイムズ -- Topsy.com
    3月 24th, 2010 @ 6:38 PM

    [...] This post was mentioned on Twitter by Kaneko Kennta, 非モテタイムズ公式アカウント and こいけ, メガネ王. メガネ王 said: 企業と国家が冷戦中? ネットの自由は幻か http://himo2.jp/43800 [...]

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