実録!モラハラ高校教師と地獄の同棲生活

投稿日 | 4月 15, 2011 | 2 Comments

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恋人との関係が深まると、否が応でも意識させられるのが「結婚」の二文字です。

筆者は2回ほど、ただの恋愛が「結婚を前提にしたお付き合い」に発展したことがありましたが、数カ月後に破局してしまいました。ときどき会ってデートするならよかったのですが、回数が増えたり同棲したりして一緒に過ごす時間が増えれば増えるほど、息苦しさを覚え、ついに別れを選択してしまいました。この息苦しさって一体なんだろうと、途方にくれる日々を送っていたところ、あるひとつのキーワードに出会い、心のつかえが楽になっていったのと同時に、この関係がずっと続いて結婚に至ったら、もっと嫌なことがたくさんあったんだろうなと思うと薄ら寒い思いがしました。

そのキーワードは「モラルハラスメント(略してモラハラ)」です。

今回は、実際に筆者があったモラハラ体験をお話ししてみようと思います。

■モラルハラスメントの定義

体験をお話しする前に、モラハラの定義を簡単に説明しようと思います。

モラルハラスメントは、精神的な暴力という意味で、フランスの精神科医マリー=フランス・イルゴイネンヌ氏が提唱した言葉です。それまでは、態度や言葉による暴力は潜在的にありましたが、外傷などが残る肉体的な暴力と違い表に出にくいため、長いこと見過ごされてきました。イルゴイネンヌ氏は、「社会は精神的な暴力に対しては対応が甘いが、精神的な暴力は肉体的な暴力と同じ程度に、場合によっては肉体的な暴力以上に人を傷つけるもので、犯罪である」と述べています。

■筆者と彼の格差

彼は公立高校に勤務する教諭で、実家で両親と生活していました。筆者は事情があり親元を離れ一人暮らしをしていましたが、当時就職活動がうまくいかずアルバイトで生計を立てていました。彼が教師の立場からいうけどと前置きして

「俺は職業高校に勤めてるけど求人が減ってしまい希望者全員を就職させられない。就職浪人が一年も続いてしまったあなたみたいな状況は本当に気の毒だ。ちょっと疲れているだろうから一緒に住まないか? 身分は公務員だし大丈夫だよ」

と、同棲を持ちかけてきたのです。

彼に養われる格好になってしまうのが申し訳なく、きちんと自活したいからと一旦は断りました。しかし、

「いいんだよ。俺もそろそろ結婚したいと思うから、あなたなら大丈夫。結婚したら家庭に入ってもらうんだから、今無理して就職しなくてもいいんだよ」

これってプロポーズってこと?でも、なんか味気ないなぁ。でも、こういうのって思いやりなんだろうな。私の苦しい状況をみてこういう言葉をかけてくれるのは。そう思い、彼の言葉に甘え、一緒に生活をすることにしたのです。

■5分で決まった新居

まず、新居を探そうということになり、彼の勤務先から5分以内のところに家を買うことにしました。公立高校の教師なら、人事異動はつきものなのですが、幹線道路に近いので勤務先が変わってもそう困ることはない立地条件です。それに、一人に一台車を所有するのが当たり前の地方都市なので、道がよければどこでも行けます。

しかし…それだけで彼は家を決めてしまったのです。所要時間は約5分。賃貸ではなく分譲で、20年の住宅ローンを組みました。そんな大事なことをたった5分で決めてしまう彼に、筆者は一抹の不安を覚えました。

■筆者のバイトに口を出す

程なくして、筆者はアルバイトを始めることにしました。新しい土地で、いきなり正社員というのもハードルが高く感じ、まず土地に慣れることからと思ったのです。程なくして、正社員に登用してもらう前提でアルバイトが決まりました。アパレル販売員です。販売員は通常、販売しているブランドの服を着てお店に立つのですが、ある日出勤しようとすると

「服が派手だよ、俺は教師なんだ。そうチャラチャラしてもらっちゃ困る」

仕事で着ている服なので、文句をつけられる筋合いはないはずですが、上手くいえないでいると

「俺が住まわせてやってるんだからさー。俺の顔を立ててくれよ」

と言ってきました。筆者は「すぐには辞められないけど、辞める方向で考えてみる」と言ってしまったのです。

■でも……〇〇だよね

筆者は彼と半々で家事をしていました。食事は早く帰ってきた方が作るという暗黙の了解が出来ていました。ある日、いつものように筆者が「ごはん、おいしい?」と聞くと「おいしいよ」というので安心していると

「でも、ちょっと醤油の味が濃いよね。塩分はちょうどいいんだけど」

あ、そうなんだ、ごめんね。気をつけるね。とその場はそれで収めました。

次の日はハンバーグを作りましたが、それには「でも、玉ねぎの炒め方が甘いよね」その次の日に作った筑前煮には「でも、鶏肉の量がちょっと多いかな」

毎日出されるダメ出しの数についに食事を作る自信をなくし、食事作りを彼に任せようと提案したら

「君のために言っているんだから。恥を掻いてもしらないよ」

と言われてしまいました。食事を作るたびにダメ出しされる生活は別れる時まで続きます。

■精神科医なんだからさー

彼の高校にはスクールカウンセラーが配置されています。このカウンセラーは近くの病院に勤務する精神科医で、臨床経験の豊富な40代の女性でした。女性のご主人も精神科医です。ある日、その女性の苗字が変わったので学校中が大騒ぎに。理由は離婚したからなのですが、筆者は、バイト先のお客さんでもあったその女性と親しくしており、ちょこちょこと夫とうまく行かないで悩んでいるという話を聞いていました。離婚は当然の帰結だと個人的には思っていたのですが、彼は

「精神科医なんだからさー。離婚回避できる方法はいくらでもあるだろうよ」

そう言われると、それまでの経緯を知っていた筆者は黙っていることが出来ず、

「でも、精神科医だからこそ、お互いがこれ以上傷つかないために離婚を選んだんじゃないの?」

と反論しました。そうしたら、

「亭主の浮気だって噂は流れてる。だいたいあのセンセイの我慢が足りない。女が我慢すれば丸く収まる話はいくらでもあるんだから!!」

筆者は頷くことしか出来ませんでした。

■お前なんかと付き合いたいと思う男なんているわけないんだよ、バカ!

筆者には、とあるコンプレックスがありました。それは、ストレスが溜まると帯状疱疹が出現してしまうことです。帯状疱疹は、ウィルス性の疾患で水疱に掛かることで起こる可能性があるといわれています。つまり、小さいころ水疱に掛かったことのある人なら誰でも帯状疱疹が出るかもしれないのです。

彼と一緒に住み始めて一年位経った夏の頃、久々に帯状疱疹が出てバイトを休みました。痛くてどうにもならず、横になっていると彼が「俺が明日休みだってときに掛かるんだからいい迷惑だ」と言ってきたのですかさず、「ごめん……明日一緒にドライブ行こうって約束してたのに」と謝りました。そうしたら

「だいたいさ、どうしてそんなのになるわけ」

「俺は、フリーターしてるしかなかった女を拾ってやったのに、この始末はなんだよ」

筆者は耐えられず、「じゃあ別れようよ」とかなり本気で言いました。すると、

「別れてもいいよ、だけど、お前なんかと付き合いたいと思う男なんているわけないんだよ、バカ!身の程を知れ。いい気になるな。どうせ遊ばれて捨てられるのがオチなんだ。その時に謝ってこられても俺は知らん」

この言葉でもうしばらく付き合うことになるのです。

■別れとその後

別れは意外なところからやってきました。

彼が、筆者の留守中に、突然訪ねてきたセールスマンから「あなたの家は排気がうまくいかないから、床下換気扇を設置することを勧めます」と言われたので、その場で床下換気扇を設置し、ローン契約を結んでしまいました。それは、当時流行っていた悪徳リフォーム商法だったのですが、筆者が帰宅したときはすでに手遅れでした。

筆者はもうガマンが出来ず、

「こんなのに騙されて、ホント無知にも程がある!!散々人のこと見下した言い方をして。もういい、出ていきます。今までどうもありがとうございました」

筆者は友人宅に身を寄せ、そのうち体調が悪くなったので病院を受診したところ、精神的なリハビリテーションを受けられる病院を紹介され、そこで4ヶ月ほど過ごすことになりました。肉体的には回復したものの、精神的にはなんだか欠損人間なんじゃないかという思いが拭えず、退院後も発作的に頭痛薬一箱飲み干したりと、散々な思いをしてしまいました。

■自分と相手を大切にする関係こそ、恋愛なんだ

振り返ってみると、筆者は大事にされているようで、あまり大事にされて来ませんでした。それどころか、毎日なにかしらダメ出しされる生活で、心底疲れきってしまいました。筆者は、就職活動がうまくいかないとき、絶えず「私の能力が劣っているから就職が出来ないんだ」と自分で自分を責めていました。考えてみれば、就職は本人の能力はもとより、住居や周りの環境、ひいては景気にも左右されるものなのですが、当時はそう合理的に判断できず、自分のスペックが上がれば就職できると、ある意味思い上がっていたのです。自分を客観視出来るようになると、彼の言葉の一つひとつの矛盾に気づき、悔しさと悲しさが込みあげてきます。そして、大切にし合えない関係にしがみつく愚かさを思うのでした。

みなさんは、この筆者の体験を読んでどうお感じになりましたか。モラハラは本当に恐ろしいものだと、分かっていただけたら幸いです。(宇野未悠)

(参考文献)
マリー=フランス・イルゴイエンヌ 訳:高野優 『モラル・ハラスメント―人を傷つけずにはいられない』 紀伊國屋書店 ISBN 4-314-00861-X 2006年5月31日 第11刷発行


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