部下は『断る力』をどのように使うべきか

投稿日 | 6月 11, 2010 | コメントは受け付けていません。

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 このエントリをlivedoorクリップに登録
 

経済評論家の勝間和代さんはビジネス書・自己啓発書の分野でベストセラーを連発している。そんな勝間さんが昨年出版した新書『断る力』は、「自分にとって必要のないものをきちんと断ることの重要性」をうたった本で、批判も含めて多くの反響を呼んだ本だ。

しかし最近、「部下が『断る力』を読んだらしく、言うことを聞かずに困っている」という中間管理職の意見がネットのコラムで紹介されていた。『断る力』の上手な使い方について考えてみたい。

◆  「ワークライフバランス」「キャリアアップ」を目指すことの困難

『断る力』に限らず、勝間さんが書籍やTV出演などで主張し続けているテーマは「ワークライフバランス」の改善だ。仕事と家庭・趣味などの両立のため、自分の仕事を効率化して個人としての労働生産性を上げたり、スキルアップや資格取得のために勉強しでキャリアアップを図る、というのがその具体的な方法とされている。

そんな中でも『断る力』は、非生産的な仕事や面倒な人付き合いなどを断り、より効率的な生き方を実践する方法について解説している。個人のレベルでみれば一見いいことのようだが、冒頭の「部下の断る力に困っている」コラムによると「自分の効率を優先するあまり、組織内での人間関係や分担作業が上手くいかない」現象も一部では起きているようだ。

◆  「若いうちは泥のように働け」論は正しい?

勝間さんと並んでビジネス書市場でベストセラーを連発している経営者・本田直之さんは、『本田式サバイバル・キャリア術』の中でやはり「個人のスキルアップとそれによるキャリアアップ」の必要性を説いている。他の著作でも「仕事効率化のためのライフハック」を多数紹介しており、勝間さんと共通する考え方も多い。

だが『サバイバル・キャリア術』では同時に、「コーポレート・キャリア」(社員としてのキャリア)と「パーソナル・キャリア」(一個人としてのキャリア)という考え方も提唱している。

先が見えない時代、個人のスキルで世の中を渡り歩くために、会社の看板に頼らない実力をつけるのも大事。だが少なくとも入社して十年は会社の中で頑張って仕事を覚え、キャリアを積む必要がある、というものだ。誰しもいきなりヘッドハンティングされたり、フリーランスで食っていけるだけの実力をつけることは出来ない。その前に会社の中で地道に頑張って、先輩から仕事のやり方を学んだり、組織の中で信頼される人間になることが大事になってくるわけだ。これは年配の人たちがよくいう「若いうちは泥のように働け」という叱咤に近いものがある。

自分を磨くのも大事だが、「断る力」を発揮しすぎるとスキルアップの機会やチームワークの重要性を見失ってしまうのかもしれない。

(小山内)

※画像はスクリーンショットです

(関連リンク)
文藝春秋|勝間和代『断る力』|特設サイト

あなたにオススメの記事!


はてなブックマーク Yahoo!ブックマークに登録 このエントリをlivedoorクリップに登録

ブログパーツ
Powerd by AZlink

コメント

Comments are closed.

  • Twitterで友達に教える

  • カワイイ携帯サイトを登録


    当サイトがお気に召しましたら、携帯サイトで通勤通学のお供にどうぞ!

    デザインも可愛いよ!

  • 非モテタイムズについて

    非モテタイムズは、ワンランク上の非モテを目指す、非モテ目線のニュースサイトです。

    ■運営:非モテSNSモテない人コミュニティ 非モテ+(非モテプラス)

  • 最新ニュース

  • オススメ商品

    Powerd by AZlink
  • 月別アーカイブ

  • 記事に関するタグ

    2ちゃんねる twitter はてな匿名ダイアリー アニメ イケメン インターネット エッチ オタク カップル キャラクター ゲーム コミュニケーション セックス ツイッター デート ニュース ネット ネット上 ファッション メイド喫茶 モテる リア充 仕事 可愛い 告白 女の子 女性 好き 彼女 彼氏 恋人 恋愛 映画 漫画 男子 男性 画像 異性 童貞 結婚 話題 趣味 非モテ 非モテタイムズ 魅力