ミクシィボイスにはびこる「ストーカー予備軍」たち
投稿日 | 6月 17, 2010 | 4 Comments
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ミクシィやツイッター、フェイスブックなどネット上で多くの人がコミュニケーションをとるのが当たり前になると、そこで人間関係のもつれからか、トラブルが起こるのも当たり前なのだろうか。
ネット上のトラブルの原因は「リテラシー」という言葉を持って説明されることが多い。この「リテラシー」は多くの場合「情報リテラシー」を指す。
情報リテラシー:情報 (information)と識字 (literacy) を合わせた言葉で、情報を自己の目的に適合するように使用できる能力のことである。「情報活用能力」や「情報を使いこなす力」とも表現する。(wikipediaより引用)
例えば、ツイッターにおいて「フォローがえし要求」や「フォローはずし挨拶」など、粘着質な人間関係を持ち込む人たちがいる。ツイッターの「ストレスフリー」なコミュニケーションの楽しさを知らない人、あるいは受け入れられない人たちだ。
彼等はツイッターの中では、「ヤバい人」と認定され、淘汰されることになる。それは、ツイッターは、「ストレスフリー」の素晴らしさをうたっているため、それに賛同する人たちが多く集まってくる場所だからだ。「リテラシー」に乏しい少数派のユーザーはなじめないのかもしれない。
だが、ツイッターと似た機能を持つ「ミクシィボイス」の利用者は、ツイッターの利用者とは異なる性質を持っているようだ。
◆ミクシィボイスの利用者の性質
断っておくが、ミクシィボイスの機能自体はとても素晴らしものだ。「イイネ!」機能や、つぶやきに対する「コメント」機能など、視覚的に手軽にコミュニケーションを図れるところに、ツイッターにはない魅力があったりする。
だが、ミクシィボイスの利用者には、ツイッターの「ストレスフリー」な楽しみ方を知らない人が多い。それも必然と言えよう。
なぜなら、「ツイッター」と「ミクシィボイス」にはコミュニケーションのスタートの地点に決定的な違いがあるからだ。
ツイッターは、基本的に「フォローする」機能のみでコミュニケーションを広げていく特色がある。一方ミクシィは、「マイミク申請&承認」という「相互の決めごと」からコミュニケーションがスタートする。ミクシィには、ある種の「人間臭さ」があるのは周知の通りだ。
そのせいか、「ミクシィボイス」にはツイッターほど「ストレスフリー」にコミュニケーションを楽しむ人が少ないようだ。それは、アーキテクチャ、つまり「webサービスの性質」によるものとも言えるが、同時に「リテラシー(利用者の能力)」とも大いに関係しているともいえる。
◆ミクシィボイスによくある「粘着被害」のケース
先日、あるミクシィ利用者(以下Aさん)が、ある人(Bさん)からメッセージをもらったという。具体例として要約して引用させていただく。(プライバシーに関する個所は伏せ字)
タイトル「すみませんが…」
本文
お久しぶりです、●●●です。
●●●さんが頻繁に日記やボイスを更新したいのは解りますが、わたしモバミクなので、共感や反応の無いコメントでページを埋められると、友達の日記やボイス見つけるまで大変なんです。
パソコンは諸事情でネットを繋いでないので、ケータイ画面内が「●●●さんのひとり歩き」でいっぱいになってしまってます。
以前にもそういう方がいらして、ケータイなのでこちらからはマイミクを切る手続き解らないので、切っておいてもらえないでしょうか?
マイミク解除の手続き、お願い致します。
いかがだろうか。AさんがBさんにとって迷惑なのは事実だろう。だが、なぜBさんは自らAさんを「マイミク外し」しないのだろうか。Bさんが「マイミクを外す」手続きを調べずに、Bさんに「マイミク」を切ってくれとお願いするあたり、Bさんにネットリテラシーがないと言えるかもしれない。
また、「以前にもそういう方がいらして」という表現から、Bさんは同じことを繰り返しているようだ。たびたび同じ状況になるにもかかわらず、なぜ自分で「マイミクの外し方」を調べないのだろうか。「マイミクの外し方」くらい調べれば簡単にわかることだ。
Aさんはこれに対して、Bさんにメッセージで返信しようと思ったが、何故かミクシィ側に「メッセージ機能を制限」されていて返信できなかったという(何故かは不明)。
そこで、Aさんは、宛名を伏せながらミクシィボイスにてメッセージをつぶやいてみた。もちろん、Bさんにしか伝わらない伝え方でだ。
それは以下の通り。
メッセージの機能が何故か制限されてるのでコチラで。私にメッセージを送って「マイミク外し」を依頼をしてきた方へ。マイミク外すのはぜんぜんOKですが、ご自身で調べて実行したほうが今後便利かと思います!
すると、再度、ミクシィボイスではなく、「メッセージ」で返事が来たという。
タイトル:あなたは子供ですか?
自分でメッセージ機能を把握できていないのに、モバミクから調べろって…あなたは子供ですか?
日記の更新も激しすぎてウザイので、いい加減、わたしへのアクセスブロックをポチッと押してください。
PCで仕事してるなら解りますよね、そのくらい。
ここで、ようやく、Aさんには「ミクシィボイス」の雰囲気が呑み込めてきたという。おそらくBさんには決定的にネットリテラシーがないのだ。ネットの世界では「自分の身は自分で守る」のが常識だが、相手のBさんに「マイミク外し」をゆだねるあたりにBさんの甘えを感じる。
ツイッターでは、気に入らなければ「リムーブ」することで自分の世界を守るのが当たり前。だがミクシィの中では、「気軽にマイミクを切る」という発想自体ないのかもしれない。
それは当人に責任があるのだろうか。筆者はそうではないと思っている。
筆者も、もろもろネット上で叩かれてきたが、その度にインターネットの世界のルールというものを学ぼうと努力してきたつもりだ。知らない人間は学べばいい。いや、学ぶしかない。
その後、Aさんは、「マイミクの外し方」を調べてミクシィボイスで伝えてたそうだ。Aさんは言う。
「わたしは決して相手のことを不快だと思っていません。ただ、「無知な」人だと思っているだけです」
◆「無知は罪」であることを自覚することが最初の一歩
「無知は罪」という言葉もある。ただ、環境のせいで「知らない」ことが生じるのも事実だ。「無知」の原因は、個人の能力にのみあるわけでもないだろう。
だが、「知らない」ことをいいわけにして、他者に「粘着」し「ストーカー化」するトラブルが後を絶たない現状もある。ここまで来るとやはり、「無知は罪」でさえある。
私たちは、常に「知らない」自分を自覚することで、インターネットをより楽しめるようになるのではなかろうか。それは、インターネットの中だけではない社会のルールでもあるのではないだろうか。
(めがねおう)
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