ツイッターには山も谷も汗もない 政治家の「フォロー挨拶」を考える

投稿日 | 6月 27, 2010 | 1 Comment

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先日から、「ミクシィボイスにひそむストーカー予備軍」、「ツイッターの無断フォロー禁止って基本的人権の侵害?」、「ツイッターを知らない女性とのお付き合い」など、ツイッター関連のコラムを書かせていただきました。

中でも面白かったのは、女子高生は、よくフォロー挨拶されるという事実でした。いくら礼儀正しくても、ツイッターは「フォロー挨拶」する必要性がない世界。人々の「女子高生と仲良くなりたい」欲が「フォロー挨拶」によって増幅して伝わります。皆さん気をつけましょう(笑)。

さて今回も、「フォロー挨拶」についてです。それも政治家さんの「フォロー挨拶」の話です。選挙運動中の政党、政治家への誹謗中傷が禁じられているそうなのでわけもなく緊張しますね。

◆ツイッターでは選挙カーのように必死に名前を叫ぶわけにはいかない。

彼等は選挙活動中、車の中から大音量のスピーカーで自分の名前を連呼しているように、とにかく有形者にアピールしなくてはいけない立場です。そんな政治家たちがツイッターでどのように自分をアピールするのでしょうか。まさか名前ばかりをつぶやいてるわけにはいきますまい。

24日の公示日を迎え、いよいよ参議院選の選挙運動期間が始まりました。

選挙運動期間には、ツイッターを使って選挙活動をしてはいけないとのこと。「ツイッター(簡易ブログ)の使用は、公選法が禁じる「文書図画の不特定多数への配布」とみなされるため」(時事通信)だそうです。ただ、罰則規定がないようで、なんだかあいまいではあります。自主性を尊重するということのようです。

ツイッターを解禁するとどうなるのでしょう。

◆フォロワーの多い堀江氏を引っ張り出そうとする政党たち。

今後、ツイッターでの選挙活動を認めると、フォロワーの数が力になるでしょう。先日、「朝まで生テレビ」の中で、各党の政治家がこぞって、堀江貴文さんに自党での立候補を誘っていました。その際に、堀江氏のフォロワー数の多さについて言及していたのは興味深い現象でした。今の堀江氏が一つの政党に肩入れするのは他の政党に脅威であることは間違いありません。

当然、堀江氏のように有名な人は自然にフォロワーが増えていきますが、さて、無名の政治家や政治家志望者はどのようにフォロワーを増やしていくのでしょうか。

◆無名政治家には厳しいツイッターの世界

街頭での演説で、理にかなった政策を訴え知名度を上げていくことで、次第にフォロワーが増えていけば喜ばしいことです。ただ、街頭の演説をみた人が、「ツイッターでフォローしてみるか」となればいいのですが、それもなかなか簡単ではないかもしれません。だからといって、「ツイッターをしていますのでフォローしてください」と訴えるのもなんだか違和感があります。この違和感は今後なくなっていくものかもしれませんが。

とはいえ、ツイッター上で政治理念をつぶやいてばかりでは、見ている人に「政治家」としてのよいイメージを与えることは難しいかもしれません。引きこもりだと思われるのがおちでしょう。ただでさえ、実際の政治家でもテレビへの露出がない人は、フォロワーを劇的に増やすことは困難でしょう。

実際に筆者をフォローしている人の中に、私の地元出身の議員さんがいます。失礼ながらあまりよく存じ上げていません。話しかけてくることはないですが、なんだか、「フォローし返してほしい欲」を感じてしまうのは私だけでしょうか。そうでなければ一体何のために私をフォローしたのでしょう。非モテタイムズをそんなに読みたいのでしょうか。

フォローする以外にツイッターは方法論がない面白い世界なのです。

◆わざわざ「フォロー挨拶」する政治家たち

先日、ある政治家が、「フォロー挨拶」をしていたのがちょっと話題になっていました。

公示日の一日前の23日に、ツイッター上で、千葉から出馬予定(当時)の清水さとしさんが、田代まさしさんに話しかけていました。もちろん公示日以前ですので法律的には問題はありません。ただ、政治家のツイッター利用に関して興味深い事例でしたので引用してみます。

田代さん こんにちは フォローさせてもらいました 私は千葉から創新党から出馬予定の清水さとしです。田代さんは選挙にもちろん興味はありますよね?私たちの党はどう思われますか?  RT @TashiroMarcy: みんなに勧められたんではじめてみましたー! http://twit(全文引用)http://twitter.com/shimizu_satoshi/status/16807214125

その後、清水さんと田代さんのタイムラインを見ても、このツイートに関するつぶやきはないようです。もっとも筆者からは見えないだけなのかもしれませんが。田代さんにスルーされたのかもしれません。

このような事例は、そんなに珍しいことではないでしょう。皆様このツイートからどのようなことをお感じになりますか。

◆認知度を上げる行為のリスク

自分より著名な人とツイッター上で絡むことは、認知度を上げる効果があるでしょう。しかし、認知度の上昇は、その政治家への評価基準を決して緩やかにはしないでしょう。賢いツイッターユーザーは、認知度を安易に上げようとする行為かもしれないと用心するからです。このように、認知度を挙げる方法については充分に考える必要があります。

今後、近い将来、ツイッターでの選挙運動が認められる日が来るのかもしれません。

その際に気を使わなければいけないのは、何度も繰り返して書いていることですが、ツイッターの、「ストレスが少ない」と言う性質でしょう。ツイッター利用者に、「ストレス」を与えるようでは、ツイッターを利用した選挙運動はいい結果に終わるとは言えないでしょう。「ストレス」を与えないように、多くの人に対して神経を使わなければいけないのは、逆説的です。

◆ツイッターには「山」も「汗」もない

実際の選挙活動では、野を越え山を越えわざわざ山間の村に足を運び、汗を流して演説し握手することは、住民の気持ちをつかむ有効な手段かもしれません。

しかし、ツイッターには「山」はないのです。「汗」が見えないのです。また、よほどの有名人に話しかけられるのでなければ、「誰?」で終わる可能性もあります。よほどの有名人でも「偽物?」と疑われるほどです。

今の現状でツイッターによる選挙活動を解禁したとしても、有効に利用できる方は限られているでしょう。不慣れな人が多いと、混乱を招きさえするかもしれません。

現段階では、ツイッターを選挙活動に使うことを自粛したことは、大部分の無名の政治家にとってよかったと言えるのではないでしょうか。つまり、今のうちに、ツイッターを学び、その性質を知っておこうとする政治家が、ツイッターによる選挙運動解禁後に票を集めるということもあり得るのです。

(メガネ王)

メガネ王
インターネット歴約1年。テレビやラジオの構成作家を経て、非モテタイムズの編集長をしています。月間1000万PV&恋愛系ニュースサイト界の東スポさんを目指しています。
http://twitter.com/meganeou

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コメント

One Response to “ツイッターには山も谷も汗もない 政治家の「フォロー挨拶」を考える”

  1. 『さすがのウルトラマンもクリスマスは倒せません…理由は…商戦とか…』――ウルトラマン公式アカウントのツイートが話題に | 非モテタイムズ
    12月 24th, 2010 @ 12:53 AM

    [...] ツイッターには山も谷も汗もない 政治家の「フォロー挨拶」を考える [...]

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