ツイッターはセックスレスを克服する場所になるか 「出会い」と「出会い系」が生むジレンマ

投稿日 | 7月 1, 2010 | 1 Comment

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 このエントリをlivedoorクリップに登録
 

多くのメディアでセックスレスが取り上げられています。先日も、「アメリカのセックスレスは社会階層の問題?」と言う記事がネット上で話題になっていました。

筆者の吉原真里さんの言葉を引用すれば、現在のアメリカのセックスレスの要因は、

「行儀の良さ」とか「きちんとしていること」に重きを置くミドルクラスの文化

ということです。(興味のある方は是非記事を参考して充分に理解することを進めます)。

それでは、日本のセックスレスの要因はなんでしょうか。同じく、上記の記事の中で吉原真里さんは、「電車内で誰も目を合わさないこと」などを例に出しながら、次のように記しています。

今の日本では、男性と女性云々という以前に、他人とのかかわりというもの全般にとても関心が薄い。

社会の空気に「色気」を生む緊張感というものは、他人への関心とか出会いの可能性とかいったものから自然発生するもの

確かにうなづけることが多いですね。

では、インターネット上で、「『色気』を生む緊張感」がある場所を提供することは可能なのでしょうか。

◆「色気」を望まないインターネットの中の人たち

コミュニケーションが活発だとされているミクシィやGREE、最近勢いのあるツイッターなどでは、「ヤリモク(セックスが目的)」の出会いを求める人がいるものの、それは全体数からみれば少数に過ぎないのでしょう。吉原真里さんの言葉を借りれば、「色気」が足りないという状況だと言えるかもしれません。

また、ネット上では、「ヤリモク」「ヤリチン」「出会い厨」等を非難する世界も存在します。元々インターネットのコミュニケーションは、現在のように頻繁になる以前は、「オタク」たちが行うものだとみなされていましたし、現在もその流れをくむ人たちは存在します。ですから、「ネットじゃないところでやってくれ」と主張する一部の人たちの気持ちはわかりますし尊重したいところです。

ただ、そこで筆者が立ち止まって考えるのは、「ではどこでやればいいのだろう」と言うことです。現実の社会には「色気」が乏しくなり、ネット上では「色気」は望まれてはいません。

◆盛り上がってる「ツイッター」ですら「色気」は望まれていない?

現在、ツイッターは新しく生まれたコミュニケーションの場所として盛り上がっています。知人はもちろん知らない人ともコミュニケーションが活発に行われている状況は、「色気」がうまれる必然性があるように思えます。しかし、それらを阻害する要因もあります。

それは、テレビなどのマスメディアの報道への過剰なリアクションです。時に、「ツイッターは出会い系」と決めつけて報道されることもあり、ユーザーはそれについて過敏に反応する傾向があります。

事実、先日放送が終了したドラマ「素直になれなくて」の第一話は、ツイッターを介して出会った男女がその日のうちにベッドインする内容でした。放送終了後は、ツイッターユーザーから「出会い系」を否定する声が多数上がっていたのは記憶に新しいところです。

なぜ、「出会い系」という言葉を否定しようとするのでしょうか。

◆「出会い系」というネガティブなワードがネット上のコミュニケーションを阻害する。

忘れてはならないのは、マスメディアが、「出会い系」と言う言葉を用いて、「インターネットは犯罪の温床」とみなしてきた事実です。2ちゃんねるやミクシィなども度々「出会い系」とみなされて報道されてきました。もちろん一部のこころない犯罪者の行いなのですが、それによって偏見が生まれ、多くのユーザーがある種のサイト利用を後ろめたく感じてきたのかもしれません。

ですから、新しく誕生したツイッターに気分を新たにして参加したユーザーは、今度こそ、「出会い系」から決別し、「ツイッター」を安全なメディアにしたいと願っているのだと考えられます。

だが、そこに「出会い」と「出会い系」が生みだすジレンマがあります。「系」という、たった1文字のせいで、言葉の意味が全く変わり、また、誤解を生じさせているのかもしれません。言葉は思わぬ力を持ち私たちを苦しめています。

メディアが作り出した「出会い系」と言う言葉に引きずられて、人々が望む元来ポジティブだったはずの「出会い」と言う言葉のイメージが、ネガティブに変わっているのです。「出会い系」と「出会い」の指すものは違うものであることは明らかですが、言葉は時に想像以上の力を持ち、別の言葉を飲み込んでしまうのでしょう。残念なことに、「出会い」は「出会い系」を連想させてしまうのです。

本来、「出会い」は決して悪いことではなく、むしろ「出会い」を期待することで「色気」が生まれるものです。そしてそれは、セックスレスを解決する要素でもあります。

では、私たちは、どのような方法で「ツイッター」における「出会い系」という犯罪の温床とみなされる偏見から逃れればいいのでしょうか。

参考までに、社会学者宮台真司さんの、首都大学東京で行われた「非実在青少年とケータイ規制を考える」(5月17日)での「社会学者から見た都条例改正案」というテーマのスピーチから引用します。

一般に、いろんな表現が転がっているということは、コミュニケーションを通じて「これどうなんだろうね」って議論をするチャンスであって、そういう議論を通じて自分たちがどういう社会で生き延びて行きたいのか決まっていくわけですよ。

同スピーチの中で、宮台氏は「社会の自立」と言う言葉を用いて、社会が外部(国や自治体)からの助けを借りずに、自ら議論をして問題を解決することが大切だと言っています。

ツイッターを「社会」と見るならば、そこに立ちはだかる「出会い系」と言う言葉の偏見とコンプレックスを、市民であるユーザーが克服した時、ツイッターという「ネット上の社会」の「自立」が成し遂げられ、そこに「色気」が生まれるのかもしれません。

ツイッターに明るい未来を。そしてセックスレスが解決することを願ってやみません。

(メガネ王)

(参考リンク)
アメリカのセックスレスは社会階層の問題? – Dot Com Lovers -

メガネ王
インターネット歴約1年。テレビやラジオの構成作家を経て、非モテタイムズの編集長をしています。月間1000万PV&恋愛系ニュースサイト界の東スポさんを目指しています。
http://twitter.com/meganeou

あなたにオススメの記事!


はてなブックマーク Yahoo!ブックマークに登録 このエントリをlivedoorクリップに登録

ブログパーツ
Powerd by AZlink

コメント

One Response to “ツイッターはセックスレスを克服する場所になるか 「出会い」と「出会い系」が生むジレンマ”

  1. 『マイケル・J・フォックスのマーティ』再び――「バック・トゥ・ザ・フューチャー」 25周年記念、予告篇リメイクに出演 | 非モテタイムズ
    10月 19th, 2010 @ 7:53 PM

    [...] ツイッターはセックスレスを克服する場所になるか 「出会い」と「出会い系」が生むジレンマ [...]

  • Twitterで友達に教える

  • カワイイ携帯サイトを登録


    当サイトがお気に召しましたら、携帯サイトで通勤通学のお供にどうぞ!

    デザインも可愛いよ!

  • 非モテタイムズについて

    非モテタイムズは、ワンランク上の非モテを目指す、非モテ目線のニュースサイトです。

    ■運営:非モテSNSモテない人コミュニティ 非モテ+(非モテプラス)

  • 最新ニュース

  • オススメ商品

    Powerd by AZlink
  • 月別アーカイブ

  • 記事に関するタグ

    2ちゃんねる twitter はてな匿名ダイアリー アニメ イケメン インターネット エッチ オタク カップル キャラクター ゲーム コミュニケーション セックス ツイッター デート ニュース ネット ネット上 ファッション メイド喫茶 モテる リア充 仕事 可愛い 告白 女の子 女性 好き 彼女 彼氏 恋人 恋愛 映画 漫画 男子 男性 画像 異性 童貞 結婚 話題 趣味 非モテ 非モテタイムズ 魅力